どろろ〜ネタバレ注意〜

モレラの映画館で観てきました。
以下感想。


観てて常に思ったのは、原作どろろの映画化というより、数年前に発売されたゲームの映画化、という感じ。
映画の美しい背景と、ゲームの背景が重なって俺には映った。
まぁ、そのゲームも途中で投げたので詳しくは言えないのですが…。


で、やはり一番俺が嫌だったのは柴咲コウ演じるどろろな訳です。
原作のどろろは少年顔の実は少女ってキャラ。手塚先生の柔らかそうな丸顔です。
それを柴咲コウが演じては完璧に女って分かる。背も高いしね。
柴咲コウじゃ正直綺麗過ぎ。どろろはコソ泥な訳だしね。
演技の方はどろろしてたと思うけど、漫画を映画化する時の宿命、キャラと役者のイメージに合わない、これが顕著に出てる例だと思った。


ストーリー面の感想は、個人的に「ばんもんの章」を映像化しなかったのが気になる。
原作で多宝丸の出てくる話な訳だし、かなり重要なエピソードだと思うんだよなぁ…。
途中で延々20分近く魔物と戦うシーンを削ってでも、これを上手く絡めてくれ。
まぁ、そうすると尺が足らなくなるか…いやでも原作でも醍醐影光と魔物とは決着ついてない訳だしねぇ。


この映画を100点満点の点数で表すと50点。
それなりに面白いが、原作ファンからしたら…みたいな。



余談。
仮面ライダー菅田俊ZXは琵琶法師で出てた?

追加余談。
全然違いました。菅田俊さんはどろろの親父でした。
原作では泥棒だった親父ですが、映画の親父は一揆を目論む農民のリーダー。豪傑でした。