ゲゲゲのバベルができるまで(ネタバレあり)

今日は映画館にデート。
バベルかラブソングができるまで、どちらかを観ようとみっどランドスクエアへ。流石に広かったぜ。あんまり見て回らなかったが。

GWの真っ最中なので、早めに映画の券を買おうと二時間前に行ったのですが、それでも観たかった二つの映画は満席!
うげぇと思って何か代わりの映画はと見ていると、ゲゲゲの鬼太郎がギリギリ開いている!

よーし、間に合えー!と思ったが、僕達の前で売り切れた。
あまりの漫画みたいな状況に納得できず、とりあえず受付のお姉さんに席がないか聞いてみると、一番前の列なら開いてるとの事なので、とりあえずその席で予約を取る事に。


かなり観難いのでオススメしませんよーとお姉さんが言っていた通り、確かに観難い。
ものすっげー目がチカチカするし、腰が痛い。
まぁ、観れないよりはマシだし、途中で慣れてきたから良いんだが。


ちなみに此処から簡単なゲゲゲの鬼太郎の感想(軽くネタバレあり)。


とりあえず最初に言っておくと、かなり満足。
途中で間延びする事なく観れたので、娯楽作品としては◎つけてもいいと思います。
テンポの良い笑いのノリなどが観てて心地良かった。


ただ不満が二点。


この映画のキーは妖怪石の奪い合いになるのだが、最初はネズミ男が盗み出し、それを質屋に売りに出した後で、この映画のキーパーソンの少年ケンタ君の親父が、妖怪石を盗み出してしまうというところ…。


この妖怪石は古くは平将門織田信長天草四郎の野望と滅亡の原因を作った石らしく、いわゆる持ったら良くない感じになる系に属する禍々しいアイテムです。

まぁ、こういう代物なんですけど、親父はこれを盗んだ後に良心の呵責に耐えられなかったのか、息子のケンタ君にこの石を預けます。

ここら辺の、石を盗んだ親父の心理的描写があまり描かれておらず(だから上記で耐えられなかったのか、と曖昧な表現にしてある)、どうも折角のアイテムを活かせてないような気がした。

ただ、この映画の秀逸な点はそんな事も考えさせないテンポにあった。娯楽作品だから難しい事は考えなくていいって事か。


他にもう一つ不満なのが、鬼太郎とお互い惹かれあったケンタの姉、ミカの事。ミカちゃんを演じるのが井上真央で、また可愛いんだこれが…というのは置いといて。


まぁ、最初は疑いの目で鬼太郎を見ていたミカちゃんも、話が進む内にムカツク事にイイ仲へと発展していきます。


で、無事に事件も解決し、ハッピーエンドで鬼太郎とミカちゃんは、アニメ鬼太郎第三期の夢子ちゃん的なポジションになるのかと思いきや、人間と妖怪が惹かれあってはならんとの目玉の親父の考えにより、ミカやケンタの記憶は消されてしまい、事件解決後、何も知らない鬼太郎は二人の前に姿を現し気さくに話かけるが、記憶が消されているので二人は鬼太郎を懐疑の目でみつつシカトをする。
鬼太郎は寂しそうな表情で消えるのだが、これが納得いかなかった。

折角ストーリー途中で死んだケンタ達の親父もご都合主義で蘇ってハッピーエンドになっていたのに、ここだけこんな寂しい展開にしたんだ!
どうせなら記憶なんか消さずにそのまま笑顔で再会させればよかったじゃないか!


と、文句はこんな感じですが、全体的は面白いのでオススメです。

余談。
噂通りネコ娘のミニスカは短すぎる。座ったりするシーンでは、田中麗奈も丈を意識していたのが分かって面白かった。
ネズミ男大泉洋は、まぁ大方の予想通り良かった。
だが俺の仲でネズミ男は故・富山敬なんだよなぁ…。


あと、井上真央は可愛いよ、マジ。
彼女がネコ娘役だったら俺は死んでたね。